損害車(※1)買取の株式会社タウは、今年も障がい者アート支援を目的に「タウ・パラリンアートコンテスト」を開催いたしました。
第4回目となる今年は「クルマとかなえる世界」。
5月1日~6月14日の応募期間に、全国39都道府県から413点もの素晴らしい作品が寄せられました。
最優秀賞・優秀賞が各1作品、協賛賞5作品、支店賞17作品が選ばれました。
当社では、より多くの方に障がい者アートに触れる機会を提供するため、
この「タウネット美術館」で作品の一部を紹介しております。
当社は今後もこうした活動を継続し、障がい者の方の社会参加の実現に微力ながら貢献できるよう取り組んでまいります。
※1 事故や災害等により損壊した車両のこと
「この度は、栄誉ある「最優秀賞」を頂戴し、感激にたえません。受賞のお知らせを頂いたとき、正直、誰のことか分かりませんでした。それが、まさか自分だとは思いませんでした。しかしながら、その歓喜は日が経つにつれてジワジワと込み上げてきました。夜間の大学を卒業し、その後、間も無く自分が「障がい者」となってから、このような脚光は一生無いものだと思っていました。例えて言うならば、そこは「モノクロ」の世界でした。転機は40歳になったときでした。自分にしかできないことを本気になってしよう、例え、それが結果として結び付かなくとも後悔のない人生にしようと思ったのです。その時「パラリンアート」様と出会いました。しかし、40年以上も芸術関係はほとんど無縁の上、独学でのスタート。結果がなかなかついてこないのは当然です。しかしながら、不思議と焦りはありませんでした。両親をはじめ職場の理解、そのほか自分には今まで築かせていただいた「支えの人脈」があったからです。結果は、最初は徐々に、後に急速にいただけるようになりました。そして今回、最高の結果を頂戴し、「モノクロ」の世界は完全に消え去り、「色鮮やか」な世界と光さえ感じます。私の大間違いです。障がい者だから「モノクロ」の世界ではないのです。自分で決めつけていただけなのです。大事なのは、障がいがあっても「前に進む勇気」だと思います。それ次第で世界観は変わります。 最後になりますが、この栄誉ある賞を「両親が丈夫で生きているうち」に受賞できたのが何より、自分にとって嬉しく思い、また、関係各社の皆さまに感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。」